展示会で商品をたくさん並べているのに、来場者が足を止めてくれない。近づいても、商品を見ずに離れてしまう。そんな場合は、陳列を見直す余地があるかもしれません。
何が主役か、どれを手に取れるかが分かる展示を目指して、商品の見え方を確認しましょう。この記事では、小型商品を紙製什器で展示するときの改善ポイントを紹介します。
卓上での陳列に使う什器を検討する方は、こちらをご覧ください。
1.何の商品を見てほしいかを絞る
全部を同じ目立ち方にしない
商品を同じ間隔で大量に並べると、新商品やおすすめ商品が埋もれてしまうことがあります。まず今回の展示で主役にする商品を決め、関連商品と置き場所を分けてみましょう。
主役の商品は正面を見せ、周囲に余白を残します。商品の種類を減らすのが難しい場合は、用途ごとにまとまりをつくると、来場者が見たいものを探しやすくなります。

2.手に取る動作を妨げていないか確認する
見るだけでなく実際に取り出してみる
箱が隙間なく並んでいたり、什器の縁が商品名を隠していたりすると、手を伸ばしにくくなります。展示する実物を置き、隣の商品に当てずに取り出せるかを確認してください。
来場者が触れてよい商品には、短い案内を添えます。扱いに注意が必要なものは、スタッフが渡す方法にするなど、商品に合う運用を決めましょう。什器の耐荷重と安定性も確認します。

3.商品横の説明を短く具体的にする
商品の前に立った人が知りたいのは、何に使うものか、どんな違いがあるかです。パッケージだけで伝わらない場合は、用途や主な特長を短いPOPで補います。
説明カードを増やしすぎて商品を隠さないように注意してください。まず伝えたい特徴を一つ示し、詳しい成分や仕様は資料やスタッフの説明につなげます。表示する内容は商品の仕様に合わせましょう。
4.展示見本と持ち帰れるものを分ける
来場者が迷わず判断できる表示を付ける
展示用の見本と配布サンプルが混在していると、持ち帰ってよいか分からず、手を伸ばせないことがあります。「展示見本」「配布用」など、役割を示して置き場所を分けましょう。
カタログも別のスタンドにまとめると、商品を見る人と資料だけを受け取る人の動きを整理できます。配布条件がある場合は、条件を分かる位置に示し、スタッフの案内とそろえてください。

5.什器の大きさより商品との相性を確認する
小さな商品を大きな什器の奥に置くと、主役が見つけにくくなります。卓上タイプは天板の高さも含めて、フロアタイプは立った状態で商品を見る位置を確認しましょう。
吊り下げ表示を追加する場合は、商品の場所を知らせる役割を持たせます。設置可否や固定方法は主催者の条件に従ってください。紙製什器も、商品寸法・重量・使用環境に合うものを選ぶことが大切です。
- 商品名が什器の縁に隠れていないか
- 商品を取るときに什器が動かないか
- 隣の商品を倒さずに戻せるか
- スタッフが補充しやすいか
6.補充と観察を続けて陳列を整える
開場時に整えた陳列も、サンプルが減ったり箱の向きが変わったりすると見え方が変わります。補充する担当者を決め、主役の商品と表示が見える状態を保ちましょう。
立ち止まった人数だけでなく、手に取られた商品や受けた質問を記録すると改善に役立ちます。例えば主役の位置だけを変更し、通行量や時間帯も踏まえて違いを確認してください。
展示会で集客できないときは、商品数を増やす前に、見つけやすさと取りやすさを見直しましょう。陳列の役割が決まったら、商品に合う什器を検討できます。


